結納とは

結納とは

「形を知り、その心を知る」という言葉があり、古くから日本人は「かたち」を大切にしてきました。華道、茶道、歌舞伎などすべて「かたち」を重んじ、伝承されてきています。これは単に「かたちにこだわる」ということではなく、「かたちに託して心を伝える」ためで、結納用品の持つ意味もここにあります。人と人、夫婦の絆を重んじる心が結納の儀式、しきたりを完成させました。

結納の言葉

結納は古来からの由緒正しい儀式であるため、用語などに難しい読みや意味のものが含まれています。あらかじめここで意味を知っておけば、形だけの儀式にならず心からのお祝い事となるでしょう。
結納 (ゆいのう) 結納 結納という言葉は中国の古い風習に由来し、結婚の申し入れをする「言納」が変化したものです。両家が新たに婚姻を結ぶ際、男性が女性宅へ酒肴を持って訪れ、宴を開きました。 そのときの酒肴を「結いのもの」といったことから、両家が親族になる祝いの儀式を結納と呼ぶようになりました。 茂久録/目録 (もくろく) 茂久録/目録  結納の品々を明記し、目録書として永く保存します。 
熨斗 (のし) 熨斗 あわびを延ばしたもので長生不死の象徴とされています。 寿恵廣/寿栄広 (すえひろ) 寿恵廣/寿栄広 純白無地の扇子一対です。潔白無垢と、末広がりの繁栄を願って贈ります。 
小袖料/帯地料 (こそでりょう/おびじりょう) 小袖料/帯地料 結納金のこと。(女→男 袴地料) 家内喜多留/角樽 (やなぎだる/つのだる) 家内喜多留/角樽 家の中が明るく、喜びに満ちたものであるようにとめでたい席に使われる酒の入った柳樽のこと。
家慶鯛 (かけだい) 家慶鯛 雄雌一対の鯛のこと。海の幸の中で最も高貴でめでたい魚として祝事に使われます。 高砂人形 (たかさごにんぎょう) 高砂人形​  長寿を願う祈りをこめて、尉(じょう)と姥(うば)を飾ります。
結美和/優美和 (ゆびわ) 結美和/優美和 婚約指輪を飾ります。 寿留女 (するめ) 寿留女 長期保存に耐える食品として、不時の備えをかためるという意味と かめばかむほど味がでる、そんな嫁になってほしいという意味があります。(女→男 寿留芽)
子生婦 (こんぶ) 子生婦 昆布のことで子孫繁栄を願って贈ります。また「よろこぶ」にも通じます。(女→男 幸運夫) 友白髪/友志良賀 (ともしらが) 友白髪/友志良賀 麻糸でつくられ、共に白髪になるまで仲むつまじく長生きするようにと願ったものです。
勝男武士/勝男節 (かつおぶし) 勝男武士/勝男節 剛気な男性の象徴です。 御知家 (おちや) 御知家 お茶の木は種をまいて育てるもので、一度は移植できますが、二度目はほとんど根付きません。貞女は二夫にまみえず、という教えに通じています。 お茶が染めを早める働きを持つことから、婚家の家風に早く染まるように、という意味が込められています お茶の木は、大樹の陰であっても、やせた土地であっても、よく根をはり生き続けます。このことから困難に負けず、力強く暮らすように、との願いが込められています。
福槌 (ふくづち) 福槌 古くからめでたい縁起ものとして、贈り物に重宝されています。結納では目録の品数を、縁起のよい奇数にするための調整に使います。 (まつ) 松 木の世界における最高の植物とされています。長寿を祝うとともに、松の緑のように永遠に栄えるようにという願いが込められています。
(たけ) 竹 草の世界における最高の植物とされています。まっすぐな成長を祈り、節度と潔白を象徴しています。 (うめ) 梅 花の世界における最高の植物とされています。冬の厳しさにたえる忍耐力と、春に先駆けて花を咲かせ実を結ぶ梅のようにありたいという意味が込められています。 
(つる) 鶴 天界(鳥)における最高の動物とされています。千年も生きるというめでたさと、雌雄一方が死んでも他の鳥といっしょにならないという節操を持つ鳥です。 (かめ) 亀 地界(地上と海)における最高の動物とされています。万年も生きるというめでたさと、一歩ずつ休まず幸せを築くようにという願いが込められています。
結納 (ゆいのう) 結納 結納という言葉は中国の古い風習に由来し、結婚の申し入れをする「言納」が変化したものです。両家が新たに婚姻を結ぶ際、男性が女性宅へ酒肴を持って訪れ、宴を開きました。 そのときの酒肴を「結いのもの」といったことから、両家が親族になる祝いの儀式を結納と呼ぶようになりました。 茂久録/目録 (もくろく) 茂久録/目録  結納の品々を明記し、目録書として永く保存します。 
熨斗 (のし) 熨斗 あわびを延ばしたもので長生不死の象徴とされています。 寿恵廣/寿栄広 (すえひろ) 寿恵廣/寿栄広 純白無地の扇子一対です。潔白無垢と、末広がりの繁栄を願って贈ります。 
小袖料/帯地料 (こそでりょう/おびじりょう) 小袖料/帯地料 結納金のこと。(女→男 袴地料) 家内喜多留/角樽 (やなぎだる/つのだる) 家内喜多留/角樽 家の中が明るく、喜びに満ちたものであるようにとめでたい席に使われる酒の入った柳樽のこと。
家慶鯛 (かけだい) 家慶鯛 雄雌一対の鯛のこと。海の幸の中で最も高貴でめでたい魚として祝事に使われます。 高砂人形 (たかさごにんぎょう) 高砂人形​  長寿を願う祈りをこめて、尉(じょう)と姥(うば)を飾ります。
結美和/優美和 (ゆびわ) 結美和/優美和 婚約指輪を飾ります。 寿留女 (するめ) 寿留女 長期保存に耐える食品として、不時の備えをかためるという意味と かめばかむほど味がでる、そんな嫁になってほしいという意味があります。(女→男 寿留芽)
子生婦 (こんぶ) 子生婦 昆布のことで子孫繁栄を願って贈ります。また「よろこぶ」にも通じます。(女→男 幸運夫) 友白髪/友志良賀 (ともしらが) 友白髪/友志良賀 麻糸でつくられ、共に白髪になるまで仲むつまじく長生きするようにと願ったものです。
勝男武士/勝男節 (かつおぶし) 勝男武士/勝男節 剛気な男性の象徴です。 御知家 (おちや) 御知家 お茶の木は種をまいて育てるもので、一度は移植できますが、二度目はほとんど根付きません。貞女は二夫にまみえず、という教えに通じています。 お茶が染めを早める働きを持つことから、婚家の家風に早く染まるように、という意味が込められています お茶の木は、大樹の陰であっても、やせた土地であっても、よく根をはり生き続けます。このことから困難に負けず、力強く暮らすように、との願いが込められています。
福槌 (ふくづち) 福槌 古くからめでたい縁起ものとして、贈り物に重宝されています。結納では目録の品数を、縁起のよい奇数にするための調整に使います。 (まつ) 松 木の世界における最高の植物とされています。長寿を祝うとともに、松の緑のように永遠に栄えるようにという願いが込められています。
(たけ) 竹 草の世界における最高の植物とされています。まっすぐな成長を祈り、節度と潔白を象徴しています。 (うめ) 梅 花の世界における最高の植物とされています。冬の厳しさにたえる忍耐力と、春に先駆けて花を咲かせ実を結ぶ梅のようにありたいという意味が込められています。 
(つる) 鶴 天界(鳥)における最高の動物とされています。千年も生きるというめでたさと、雌雄一方が死んでも他の鳥といっしょにならないという節操を持つ鳥です。 (かめ) 亀 地界(地上と海)における最高の動物とされています。万年も生きるというめでたさと、一歩ずつ休まず幸せを築くようにという願いが込められています。

各地の結納様式

結納の形には地方や地域によって様々な違いがあります。時代と共に内容や形式も少しずつ様変わりしていますので、両家の意向を十分に話し合い、思いやりの心を大切に、お二人に大切なものにしてください。
地域結納様式結納品
関東・東北・甲信・東海地方男性側、女性側がそれぞれ同格の結納品を用意しお互いに「取り交わす」形が取られます。関東、東北地方の一部では女性側から結納品を納める代わりに受書を出すところがあります。
結納品は目録、長熨斗、金宝包(御帯料、帯地料、御袴料)、勝男節、寿留女、子生婦、友志良賀、末廣、家内喜多留の9品目を本式とし、7品目、5品目の略式があります。
関東式
北海道地方一般的に関東地方同様に、男性側の結納に対し、女性側からもお返し結納を答礼として納めます。またお返し結納の代わりに結納受書に品物をつけて納める場合もあります。関東式
関西・中国・四国地方近畿、中国、四国では多くの場合、男性側が結納品を贈り、女性側が受書を渡すだけで済ませますが、京都、兵庫、山陰地方の一部では結納返しまで行う習慣があります。
結納品は目録を含まない奇数品目で揃えます。小袖料、清酒料、松魚料、熨斗、寿恵廣の5品目を基本とし、結美和、高砂人形を加えた7品目、さらに寿留女、子生婦を加えた9品目というのが一般的。
関西式
中部地方大きな特徴は「呉服細工」と「お土産」が添えられることです。「呉服細工」とは呉服地にはさみを入れずに反物のままで宝船、鯛、樽などを形作ったもので後で着物に仕立てます。
「お土産」は相手方のご家族やご先祖様へのもので、ご先祖様には線香、父親には末広一対と白羽二重、鰹節など、母親には紅白巻真綿、反物、兄弟姉妹にはそれぞれ年齢に応じた品物を贈ります。
女性側は男性側から受けた結納飾りより簡単なものを、受け取った結納金の2割程度を袴料として、花嫁道具の荷送りの際に納めます。
関西式
北陸地方結納品は関西式が用いられ、本人や家族へのお土産を加えた、豪華で華やかなものとなります。
石川県の代表的な結納としては、熨斗、結納料、樽、寿留女、昆布、白髪、末広、指輪、呉服の9品となります。呉服が化粧料、帯料、小袖料の現金になる場合もあります。特に御神前として、御神酒徳利(2合入り)と御仏前に線香を贈る習慣があります。
福井県の代表的な結納品としては、納幣熨斗、寿恵広、帯料、喜多留、寿留女、昆布、白髪の7品があります。家族へのお土産が加えられ、御仏前に沈香、線香、ろうそくセットを贈ります。
富山県の代表的な結納品としては、熨斗、御神前、御仏前、御酒、目出鯛料、するめ、昆布、末広、白髪、宝船、結納料、紋付、指輪、化粧料と豪華なものになります。御神前には酒瓶飾りを、御仏前には三種香が贈られます。
関西式
九州地方九州地方では結納品のことを「結納茶」と言い、結納品にお茶(御知家)を加えるのが特徴で、水引飾りも「茶飾り」など独特なものを使用します。また、結納茶には「箱茶式」「壺茶式」「筒茶式」の3種類があり地域によってそれぞれ使い分けられているので、どの様式がふさわしいのかお近くの結納店、お茶屋に相談された方がよいでしょう。酒や魚は現物で準備する場合が多く、酒は清酒や角樽を必ず2本、魚は夫婦鯛(雌雄2匹の鯛)を用意します。九州式
地域結納様式結納品
関東・東北・甲信・東海地方男性側、女性側がそれぞれ同格の結納品を用意しお互いに「取り交わす」形が取られます。関東、東北地方の一部では女性側から結納品を納める代わりに受書を出すところがあります。
結納品は目録、長熨斗、金宝包(御帯料、帯地料、御袴料)、勝男節、寿留女、子生婦、友志良賀、末廣、家内喜多留の9品目を本式とし、7品目、5品目の略式があります。
関東式
北海道地方一般的に関東地方同様に、男性側の結納に対し、女性側からもお返し結納を答礼として納めます。またお返し結納の代わりに結納受書に品物をつけて納める場合もあります。関東式
関西・中国・四国地方近畿、中国、四国では多くの場合、男性側が結納品を贈り、女性側が受書を渡すだけで済ませますが、京都、兵庫、山陰地方の一部では結納返しまで行う習慣があります。
結納品は目録を含まない奇数品目で揃えます。小袖料、清酒料、松魚料、熨斗、寿恵廣の5品目を基本とし、結美和、高砂人形を加えた7品目、さらに寿留女、子生婦を加えた9品目というのが一般的。
関西式
中部地方大きな特徴は「呉服細工」と「お土産」が添えられることです。「呉服細工」とは呉服地にはさみを入れずに反物のままで宝船、鯛、樽などを形作ったもので後で着物に仕立てます。
「お土産」は相手方のご家族やご先祖様へのもので、ご先祖様には線香、父親には末広一対と白羽二重、鰹節など、母親には紅白巻真綿、反物、兄弟姉妹にはそれぞれ年齢に応じた品物を贈ります。
女性側は男性側から受けた結納飾りより簡単なものを、受け取った結納金の2割程度を袴料として、花嫁道具の荷送りの際に納めます。
関西式
北陸地方結納品は関西式が用いられ、本人や家族へのお土産を加えた、豪華で華やかなものとなります。
石川県の代表的な結納としては、熨斗、結納料、樽、寿留女、昆布、白髪、末広、指輪、呉服の9品となります。呉服が化粧料、帯料、小袖料の現金になる場合もあります。特に御神前として、御神酒徳利(2合入り)と御仏前に線香を贈る習慣があります。
福井県の代表的な結納品としては、納幣熨斗、寿恵広、帯料、喜多留、寿留女、昆布、白髪の7品があります。家族へのお土産が加えられ、御仏前に沈香、線香、ろうそくセットを贈ります。
富山県の代表的な結納品としては、熨斗、御神前、御仏前、御酒、目出鯛料、するめ、昆布、末広、白髪、宝船、結納料、紋付、指輪、化粧料と豪華なものになります。御神前には酒瓶飾りを、御仏前には三種香が贈られます。
関西式
九州地方九州地方では結納品のことを「結納茶」と言い、結納品にお茶(御知家)を加えるのが特徴で、水引飾りも「茶飾り」など独特なものを使用します。また、結納茶には「箱茶式」「壺茶式」「筒茶式」の3種類があり地域によってそれぞれ使い分けられているので、どの様式がふさわしいのかお近くの結納店、お茶屋に相談された方がよいでしょう。酒や魚は現物で準備する場合が多く、酒は清酒や角樽を必ず2本、魚は夫婦鯛(雌雄2匹の鯛)を用意します。九州式

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